モラルハラスメントの加害者は安易に「離婚、離婚」と言う。
「離婚」と言えば、相手が怯んで泣きついてくると思っているのだろうか。
夫は離婚届も取りに行って私を脅した事もある。
そして私はその離婚届に迷わず記入した。
私「出しに行ってくれば?」
夫「俺は離婚届を取りに行って来たんだから、お前が出しに行け!それが筋やろ!」
どんな筋なのか全く理解ができない。
どうせ中途半端な覚悟で「離婚」なんて口にしたから、届けに行く事ができなかったのだと思う。
結局、夫は自分で離婚届をビリビリに破いて捨てた。
ある日、夫と喧嘩して、また「離婚」と言い出した。
夫「もう自分とはやっていけない。子供は好きやけど、自分とは無理。」
私「また離婚ですか。」
夫「明日、一緒に区役所行こう!」
私はもう既にこの頃は、「こんな夫に一生涯添い遂げれない、子育てが落ち着いて仕事を見つけたら離婚するだろう」と思っていた。
だから、親権や養育費や決めなければいけない諸々を公的な証書に残さずに離婚なんてしないと思っていた。
私「貴方が離婚したいなら離婚してあげるけど、明日、区役所とかは行かないから。決めなければいけないこともあるし、私は無職だから仕事も探さなくてはいけない。それが済んだら離婚してあげる。」
夫「どうせ離婚するなら、さっさとしよう!」
私「私の話聞いてた?何故そんなに急ぐ必要があるの?」
夫「気持ち的な問題。届けだしていた方が気持ち的にスッキリするやん」
私「そんなしょうもない理由で子供(1歳)が明日から食いっぱぐれてもいいの?普通子供のこと思うなら、せめて私に仕事が決まってからやろ。」
夫「母子手当てと生活保護で暮らしていけば?」
私はこの夫の台詞で、もうこの夫とは一緒にいられないと思った。
夫には結局家族を養う器がなかったのだ。
私「生活保護と母子手当てだけで一生暮らすわけにいかんやろ?」
夫「生活保護と母子手当てもらいながら、仕事探せばいいやん。それで出て行けば。」
話が通じない。
離婚なんてする器無いくせに、何故こんなに堂々と迫ってくるのか。
のちに私が家を出て、もう帰らないと告げることになる。
その時、夫は「お願い帰ってきて」とメールしてくる。
私「私は貴方みたいに中途半端な気持ちで離婚とは言っていない。私が離婚と言うときは離婚だから。」
と言うことになる。
10年以上経過した、現在の私の感想
当時の日記を読み返すと、私は元夫の「嘘」にばかりフォーカスしているような気がする。
離婚すると言ったくせに、離婚してくれない。
お前のせいで店を辞めると言って辞めない。
お前のせいでスポーツ選手を辞めると言って辞めない。
当時の私は夫の嘘に納得がいかなかったのだなと思うのだけど、そんな次元ではないことに気付けてなかったんだなと思う。
あの手この手で私を虐めたかった元夫。
「離婚」というワードをチラつかせて1歳の子供を抱えた無職の私を脅す。
そして更に恐ろしいことは、モラル・ハラスメントの加害者は、モラル・ハラスメントの被害者を必要としているということである。心の底で一番必要としているのが、いじめている相手である。相手がいなくなれば生きていかない。そのくらい相手をいじめることが必要なのである。だから何が何でも相手を手放さない。
モラル・ハラスメントの心理 加藤諦三
実際、サッと離婚してくれなかった。
私が離婚を決意し、家を出て、離婚できるまでに1年以上かかった。
元夫も生きるために、いじめる相手を手放すわけにはいかなかったんだ。



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